メンズエステの確定申告ガイド!2023年(令和4年)からの変更点・書き方まとめ!
働く年齢になると、年度が替わる頃に必ず『確定申告』という言葉を聞きますよね。そして、2022年ももう終わりに近づいているので、確定申告の開始日は刻々と迫っています。
今回は、メンズエステで働いている女性が、スムーズに確定申告を行えるようにこちらの記事で徹底的に解説します。2023年から確定申告に一部変更もありますので、そちらを含めて確定申告書の準備をしていきましょう。
メンズエステの仕事は確定申告が必須
<2023年(令和4年分)の確定申告期限はコチラ>
2023年2月15日~3月15日
上記は原則提出期限日となっています。こちらを超えないように、忘れず確定申告の用意をしてくださいね。
※ちなみに、所得税の納付期限は3月15日までです。前年度の所得税を未払いになってしまうと延滞税も加算されまので、こちらも同様に必要な残高を確認しておきましょう。
企業に社員として勤務しているのであれば、会社が年末調整(いわゆる確定申告のこと)を行いますが、メンズエステのセラピストは、税金などに関してやってくれるお店でなければ自分で一から確定申告の方法を調べて行わなければなりません。
確定申告が必要な人とは
確定申告とは、前年度(1年間)の所得をまとめて税金を計算し、国にどのくらいの税額を納めるのかを申告するものです。
確定申告が必要になるのは、所得控除を差し引いた額がプラスになる人。つまり、所得を得てる人すべてに当てはまります。
ただし、以下の方は確定申告の対象外になります。
- 会社で年末調整を受けている方
- 所得が38万円以下の方
- 副収入が20万円以下の方
メンズエステで働いている女性は<業務委託>という形ですが、個人事業主に分類されていますので、以上に該当しない場合は確定申告が必要です。
2023年(令和4年分)から確定申告書Aが廃止
2023年(令和4年分)の確定申告変更点の1つですが、確定申告書Aが廃止となります。以前は、【確定申告書A】と【確定申告書B】があり、Aは<会社員で医療控除の適用内の方>、<給与と年金の両方がある方>などが簡単に確定申告できるものでした。
しかし、2023年(令和4年分)からは、すべて1つになりますので、A・Bの区別がなくなります。これまで確定申告Aを書いていた人は少し面倒に感じられると思いますが、複雑になっているわけではないので例の通りに記入していけばそこまで難しくはありませんよ。
その他確定申告書の変更点
●第一表に「修正申告欄」の追加
➡修正申告書が別書でありましたが廃止されます
●収支内訳書が雑所得の申告に対応
➡公的年金・業務にかかるもの(副業の収入など)、その他。前々年度の売上高が1,000万円を超えた場合に提出が必要
●住宅ローン控除の適用期限・借入限度額等の見直し
➡住宅ローン控除の適用期限を4年延長、控除率が1%から0.7%に、住宅ローン控除の適用対象者の所得要件が3,000万円から2,000万円に
●居住用財産の買換え等に関する特例等の見直し
➡特例の適用期限を2年延長(2023年12月31日まで)
●社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除に関する手続きの見直し
➡一部で添付すべき書面を「電子データ」で提供できるように(生命保険料控除/地震保険料控除/寄付金控除)
今年変更されたのは以上です。控除率が下がったり、簡素化になったりするなど、変更点は多くなっていますね。以前まで確定申告をしていた方は、変更点をしっかり見直しておきましょう。
確定申告に必要なもの
書類名 | |
必須 | ■確定申告書 ■収支内訳書 ■青色申告決算書 ■印鑑 ■引き落とし口座情報 ■帳簿 ■給与明細 ■領収書 |
その他 (申告内容に応じて) | ■各種控除証明書 ■医療費控除の明細書 |
提出時 | ■マイナンバーカード ■マイナンバー通知カード ■マイナンバー記載済の住民票の写し いずれか1点 |
e-Tax利用時 | ■マイナンバーカード |
全ての書類が用意出来たら、確定申告を始めていきます。【e-Tax】を利用すると、自宅で簡単に確定申告ができます。
スマホやタブレットでは申告できませんのでPCは必須になりますが、持っている方は楽に申告できますよ。書面で提出する場合は、国税庁の確定申告書記載例をご確認ください。
身バレなし!副業を内緒にしている場合
メンズエステで働いている女性の中には、ご家族や友人、会社に副業を内緒にしている人もいるかと思います。しかし、確定申告は義務。必ず申告しないといけませんので、身バレが少し心配ですよね。
副業が禁止の会社に勤めているならなおさら不安になってしますのではないでしょうか?
実は確定申告には、副業の存在を隠して申告する方法があるんです!
会社に副業を内緒にしている場合は、必ず「住民税に関する事項」の欄は「自分で納付」にします。「自分で納付」にしておくと、申告した所得に関しては給料からの天引きではなく、自分に届く納付書で納税ができます。
個人的に納税できるので、もちろん副業がバレる心配はありませんよ!
- 経費として計上されるもの
- ☆仕事で消耗する備品など
☆お店までの交通費
☆仕事上の通信費
☆お客様へ渡すプレゼント
☆エステ資格用の教材費など
☆セラピスト用の名刺作成費
個人事業主としてであれば、仕事で発生する費用が経費として計上できます。その代わり、お店ではなく自費で購入したものに限りますので、お店で支給されたものは計上できないことを覚えておきましょう。
確定申告は義務!しないとどうなる?
確定申告が必要な人に該当した場合、申告しなければ以下のペナルティが発生します。
- 無申告加算税が発生
- 延滞税が発生
- 脱税で罰則が科される
確定申告書を提出しなかった場合、無申告加算税というものが発生し、5%~20%の罰金が課されます。さらに、期限までに納付しなかった場合は、国が計算した延滞税を支払う必要があります。
必要だと分かっていてもなんらかの手段で提出しなかった場合、「ほ脱」という脱税の罰則が科されます。故意に脱税をした場合は、<5年以下の懲役もしくは最大500万円以下の罰金、またはその両方>となります。
どちらにせよデメリットしかありませんので、確定申告が必要な場合は年度ごとにきちんと申告しておきましょう。
メンズエステは1週間で月収20万円超え!
メンズエステは日給平均35,000円~50,000円の高収入バイトです。6時間勤務でもたったの1週間で月収20万円を超えてしまうので、確定申告は必須となります。会社で税金に関して何もしてくれない場合は、個人事業主として日頃から帳簿を作成し、忘れずに確定申告を行いましょう。
節税する方法はあるの?
税金が高くなればなるほど、損をした気持ちになりますよね。メンズエステで働いている女性が節税を行う方法は、所得控除を増やす以外にはありません。
必要経費と所得控除金額が大きいほど課税所得も減るので、必要経費を計上してとにかく所得控除を増やしていきましょう。
まとめ
メンズエステ嬢は確定申告が必須です。支払いが増えると思うと申告も嫌になってしまいますが、個人事業主として義務なので、忘れずに確定申告を行ってくださいね。
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